2015年9月13日日曜日

朝目が覚めたら能古島に行きたくなった

2015.9.12

なんか、ふとそう思ったのです。

時刻は朝の4時。
渡船の時刻表を調べると、朝の5:15が始発。次は6:15。
日・祝は5:15の便は無い。今日は土曜日。始発で行こう。

リトルカブの荷台にクーラーボックス、バッカン、ライフジャケット、竿ケースをくくりつけ出発。家族に書き置きを忘れずに。

エサをどうしよう?そしていったい俺は何を釣りに行くのだ?
とりあえず渡船場への通り道にあるポイント姪浜店へ。

朝5時開店の筈なので、出発に間に合うかは微妙だけど
とりあえず行ってみる。

5時前だけど開いてた。

なんとなくアミを買い急いで渡船場へ。

フェリーはもう着いてる。

券売機で大人一人(230円)と125cc以下の二輪(240円)を往復分購入。
1000円かかんない。
ばたばたとフェリーに乗り込みます。

客室にも行けるし、自分のバイクの横に居たままでもいいです。

さらば姪浜 また会う日まで。

波止の先端にはもう釣り人が居ました。タチウオもそろそろ始まるかな?


釣れるといいね。100匹くらい。
旅に出ると心も大らかになります。港の灯りは旅情を掻き立てるのにもってこいです。
海には危険がつきものです。タイタニック号も戦艦大和も沈みました。
来る途中で買ったコーヒーとパンを齧りながら、この船が無事に航海を終える事を願います。

約10分の長旅が終わりを告げようとしています。
泳いで行ける距離です。

タイヤよ あれが能古の灯だ。



フェリーが止まり、デッキから降りると車部隊はすでにスタンバイ済み。
そういう段取りなのね。
こっちが早く降りないと、歩きのお客さんに迷惑がかかる。
急いでメットをかぶります。


まずは島の西側へ。暗い中未舗装の道を走るのは神経を使います。
ゆっくり走っていると、だんだん明るくなってきました。

バイクで行けるのはこの辺まで。
今津でいうと毘沙門の向かい側あたり。
水深は浅くゴロタ。
フィッシュイーターがベイトを追い込んで捕食するには良さそう。
ルアーでスズキとか出そうです。

 今度は東側へ。
西側には無かった漁師さんの網のブイがいくつか見えます。
魚が多いのはこっち側か?


朝焼けもきれいです。早朝の東向きはこういうのも楽しみです。

ドライブを続け志賀島を望む山道へ。
金印がキラリと光るのが見えました。


北側の地磯とか行きたかったんですが、この島は海沿いは南部だけにしか道がありません。
海岸沿いに歩いていくか、山から磯に降りるルートを開拓するかしないと北側では釣りが出来ません。
そんなら船の方が早いや。

来た道を戻り、南部のてきとーな波止へ。

小戸でいうと妙見岬の向かい側

ここでサビキでアジ釣って、泳がせスタート。

撒き餌を打つとニョロニョロ青白いのが見えます。
サヨリです。
なんとか釣ろうと色々試しますが釣れません。
小さい針は有っても、サヨリに合うエサが有りません。
くそう、はんぺんかサシアミが有れば。


しばらく海風に当たり幸せな気分で過ごし、
雨も降ってきたしお腹も空いたので帰ります。


ざっと南部全ての波止やサーフを見ましたが
全体的に水深が浅く、河口も有りません。
能古島で見た釣り人は土曜の朝マズメで全部で10人足らず。
北部は山からの傾斜でドン深の磯もありそうですがアクセスが悪い。
博多からすぐに来れる島なのに釣り人に人気が無い理由も分かりました。


姪浜に戻ると50m程の波止に20人以上並んでました。


静かにのんびり釣りがしたい時は能古島もありだなー。
自分だけのポイントを開拓したり、長距離の流しも出来る。
今日釣った波止も潮ががんがん走る
いい時間帯がありました。

今度もっとじっくり探検しに行きます。

海を渡りたくなるのは男の本能です。
何代か前にモンゴルだかミクロネシアあたりからこの島国に渡ってきて
日本を作ったじいさん達のDNAが朝に僕を起こしたのです。




2015年5月27日水曜日

ボートキスに挑戦したのだ

2015.5.26 糸島西部のD

夜明けとともに出船。
ボート釣りも10回を越すと
準備に30分かからない。
経験って大事だね。
陸地でやった方がいい事と
船上でやった方がいい事もはっきりしてきた。

サンダルで足首くらいまで水に入って
すいーと水面に船を押し出し
オールでふた漕ぎくらいして
完全に船底が海底から離れたのを確認したところで
船上準備開始。

アンカーのチェックと今日使うであろうロープの長さ
チェック。船との接続確認。まだここでは戻るのに手間はかからない。

パラソルの下部設置。これからの季節これ無しでは辛い。
傘部分は抵抗になるのでポイント到着後に付けます。

普段は節電のために切っているiPhoneのbluetoothをon。
ソナーボールを投入してカップリングする為だ。
ソナーボールは水に入れて初めて起動する仕組みなので
この作業は海面に出てからするのがいいのだ。


風がほとんどない。鏡の様な水面。優雅にゆっくりと飛ぶ鳥。
とても穏やかな海だ。
ソナーボールを家に忘れてきたのに気付いた僕の心も
こんなに穏やかならいいのに。
せっかく夜明けに合わせて早起きして来たのに
1時間かけて家には帰らないよ。出発ギリギリまで充電しとこうと思った
俺のバカと10回くらいつぶやいて岩場方向へ漕ぎ出す。
波止には釣り人が一人も居ない。今釣れてないのかな?
おかげでいつもは邪魔しない様に大回りしてた波止を最短距離で
かわす事が出来た。


岩場でベラ、アラカブをちょいちょい釣って
今日のメイン課題キス釣りへ移行。

ほぼ無風の明け方と違って、この場所は9時位から出港地へ向けて
風が吹き出すので
その風に乗って砂地をドテラ流しで釣るという計算だ。

8号オモリに13号丸せいごをセット。青虫。
風に乗り、波に押されてどんぶらこ。楽ちーん。

ん?引っかかった?ぷるるる!

これですよ。小気味いいアタリ。
取り込もうとする寸前までクンクンっと首を振り
底へ潜ろうとする。
こういうアクションをするとは、砂浜からの投げ釣りでは
気付かなかったなあ。楽しい魚です。キス。

何回かコースを変え流したものの
数が出ない。
風に逆らって漕ぐのは疲れるので適当なところでアンカリング。

チョイ投げして、普通のキス釣りの様にさびこうとしたところが
これが難しい。
海底の変化を感じ取りながらズル引くのが
ボートからだと角度の問題で出来ないのだ。
水深10mのところで5~6m投げても水平には引けません。

エギロッドなので投げます。8号なので、28グラム 1オンスくらい?
正確な換算は知らないけど持った感じその位。行けそう。

普通に座ったままで投げてヒューと40mくらい飛んでいきます。
そしてズル引くと大当たり。
1投ごとにアタリ、ぷるるる、クンクンっ。
楽しい。
流してきたところとポイントはほぼ同じでも釣れ方が全然違います。

キス釣りは、餌を動かす速さがポイントなんだろう。
動かす速さを何種類か試したところ、よく当たる速さを発見。
今日のボートの速さでは遅すぎたのだ。
よく、人の歩く速さとか言われるけど
今日のアタリスピードは
遅刻ギリギリだけど走るのは大人気ないって思ってる人、若しくは
残り一つのトイレの大個室をお互い狙ってる人くらいの速さでしたよ。
結構な速さ。


🎵どこへもどこまでも〜♩


25cmが最大で10匹ほど釣って終了。いくらでも続けられそうだったけどキリが無い。
家族4人で食べるには十分。丸せいご13号だとピンギスはかかりません。
今度するときもこの大きさで行こう。
そういえば、今日一度もフグ来なかったな。フグ除けにも大きな針は効果的?

ボートキスは楽しい。

遠投しなくていい
至近距離PEでのやりとりはキスの鋭い動きが存分に楽しめます。
この時期悩まされる藻との戦いも軽減されます。
引っ掛けたと思っても、上に煽ってやると結構な確率で
外れます。この辺はボートキスの角度の利点。
ホンダワラ引き抜いたなーと思って上げてみるとタコでした。

青虫で食ってくるのね


藻に掛けても、真上まで行って引けばほぼ外れます。
仕掛けの垂らしの長さの関係で一本バリ仕掛けですが
これも根掛かり防止に役立ちます。

専用タックル不要
長い投げ竿なんか要りません。
他の釣りのついででいける。

涼しい
海の上でパラソル有ると、快適です。
砂浜だと屋根付きで投げ釣りできるところなんて無いもんね。
フラッグ立てるより他の船に認識されやすいかも



今日の夜はキスとタコの料理のレシピを調べよう。
なんだか夏が近づいてきたな。好きな季節だ。
あと、次回のために満充電のまま放置されてたソナーボールをバッカンに放り込もう。




2015年4月18日土曜日

桜と団子

今年初のゴムボート。2015.4.17
外海はうねりが残ってるので、いつも波が穏やかな糸島のFへ。
まずは、約半年眠ってたボートを膨らます。
エアーポンプ異常なし。
ボート本体空気漏れ無し。
エアフロア漏れ無し。ちょっと折り目と固形物が当たってた後が有るけど
空気入れてしばらくしたら消えるだろう。
アンカーロープ 傷、解れなし。
備えあれば憂い無し。

安全面はオーケー。現在am7:00。今日は風が強くなる昼頃までと決めて釣り準備開始。
終了時間をきっちりと決めておくのも、釣り人に必要な備えです。
気合いや根性では安全は担保出来ません。
ライフジャケットやアンカー等の道具が人の命を守ってくれます。

今日は団子釣りでチヌを狙います。

オカッパリではよくやってました、団子釣り。
紀州釣りとも言いますね。僕は遠矢浮きを使っていました。
オキアミなどの付けエサを更にエサの団子で包んで投入します。
団子に包まれているおかげで、
付けエサがエサ取りの小魚に取られる事無く底まで届き
撒き餌としての集魚効果も発揮します。

団子が割れた瞬間に付けエサが浮かび上がり
海中を漂うことになりますが
殆どの場合、アタリは団子が割れた瞬間に集中します。

団子が付いている時はウキが沈んでいて
割れるとウキのトップが出る様にセットしていました。
じわーとウキが上がって来て「あー割れたなー来るぞー」って
ウキの動きに集中して待ってて
直後にウキがスパッと消し込んだ時には たまらない快感が体を走ります。

今回はボートなのでポイントは真下。ウキは使わずに竿先でアタリを取ります。
なので、柔らかめの鯛ラバ用のトップをロッドケースから出してセットしよう…

ん…

んん?…



無いやん。



鯛ラバ用のグリップとリールは有るけど、トップ無いやん!
備えどころか道具無いやん!


取りに帰る気には全然ならないので、ロッドケースに入ってた子供用のパックロッドでやります。
釣りは道具じゃないです。心意気です。根性です。


すいすーいと海上へ。
ああ やっぱりいいな この感じ。
ボートの漕ぎ方も始めた時より上手くなった気がする。
オールに力を入れて深く入れるよりも
オールの重さも利用しながら水を切る様に浅めに入れて
少ない力でピッチを稼ぐ方が同じ距離を進んでも疲れません。

カキの筏の近くでアンカリングして釣り開始。

ソナーボールには魚の気配無し。
まずは針を付けずに団子を打って釣り場を作ります。
魚を探して動くのではなく、今日は寄せの釣りです。

3投目から針を付けて投入。
団子が有る間は穂先がちょっと下を向くくらいにセッティング。
割れると竿が真っ直ぐになり、ラインがふけて斜めに流されます。
よし、ラインでアタリも取れそうだな。錘はナシで行こう。

5投目くらいにまだ団子が割れてないのにゴツゴツと竿先が揺れる。
団子ごと齧ってるな、おチヌさん。
残念ながら付けエサにはアタック無し。
たまに小魚の群れがボートの下を通過。




何回か付けエサが取られる様になって来た。ふぐ?本命?
次 掛けるぞ!と今日イチの集中で団子投入。
団子が割れるまでの時間は握り込む回数で調節します。
今回はちょっと固めに。ドキドキする時間は長い方がいい。

団子割れる。テンションのかかってた竿先戻る。集中!
何も無し。でも集中!まだだ!ここから来た事は何回か有っただろ。
少したるんだラインが走ったか、竿先が突っ込んだか
どっちが先か覚えてない。でも僕の腕は安物のパックロッドをしっかりと握り
リールを回し糸フケを取り、竿を天に向けて高く上げ、合わせを入れていた。

ごんごん

糸と竿を通して手に伝わるこの感触。

ごんごん

これだよ。潜りながら首を左右に振るこの感覚。釣り人を魅了してやまないチヌダンス。

僕は、狙って、掛けた。
その魚の居る海域を選び、その魚だけを効率よく掛けるやり方で、
外道を釣る事無く、チヌを掛けた!

幾度となくドラグを鳴らし潜る魚。腕と竿でいなしながら少しずつ浮かせる至福の時間。
永遠に続けばいいのに。

けれど、僕がどれほど傲慢だったかを知るまでにさほど時間はかからなかった。

やっとのことで魚影が見えるほどまで浮かせた時、僕の傲慢さは別の驚きでかき消されたのだ。




赤い!




マダイだ!?



マジか…。内湾の防波堤から100mくらいしか離れていないこんな所に…。
しかし、どう見ても真鯛。30cmを少し超えるくらいの真鯛。超嬉しい外道。

このサイズなら抜けるなあと、ボート内のトレーに照準を合わせ
竿先の垂らしを調節しようとすると、ん? それ以上巻けない。

俺のバカ!

ハリスは2m
いつもの竿と違ってパックロッドは135cmしかない。
ボートの橋で立つのは危険。
えーい仕方ない!ハリスを手で手繰ってボート内に入れようとした時に
針上10cmくらいのとこからプチン。



風が少し強くなって来た事も有って上陸。撤収。
はー。


何が備えだ。俺は何も準備してなかったじゃないか。

はー。


なんで、ランディングネットを用意していなかったんだ。



短い竿使うなら、それに合わせたハリスの長さとか、古いハリスじゃないかとか色々考えとく事あるでしょうが…


なんて事を考えながら撤収作業してたけど、新兵器のバーナーでカップラーメン喰ってたら
美味しすぎて、しょんぼりモード脱出!
海上の風で冷えきった体に染み渡るぅ。部屋で食べるよりも3倍くらい美味しいよ。
水はどうせ持って行くし、大してかさ張らないし。

今日は色々有ったなあ。ここで真鯛が喰ってくるなんて。
想像以上の事も以下の事も起こる。
僕は大自然の事なんて殆ど何も知らないんだろう。

だから釣りは面白い。


使い易いランディングネット探そっと。





新兵器導入 岩と鹿

新兵器を導入しました。
シマノでもダイワでもなく
イワタニです。
イワタニ カセットガスジュニアバーナー3


煙草と同じくらいのサイズ

足を拡げ、ゴトクを拡げ点火!
ばっちりです


キャンプ用のシングルバーナーは沢山種類が有りますが
これに決めました。選択の基準となったのは

・燃料の入手の容易さ

写真はジュニアサイズのカセットガスですが、もちろん普通のサイズのカセットガスも使えます。大体どこのホームセンターやコンビニでも売ってます。
OD缶やホワイトガソリンは、キャンプ用品取り扱い店には普通に置いてあるんですが
釣りに行った先で補充する事も考えると、やっぱりCB缶の一般普及度には敵いません。

・そのもののサイズ
こいつはジュニアの名に恥じず小さい。

・登山などはしないので、寒冷地などの過酷な状況では多分使わないので
 あんまりハイスペックは要らない。

これから何回も活躍してくれそうです。


新兵器はもう一つ有ります。
アイマでもがまかつでもなく
鹿番長の異名を持つキャプテンスタッグです。
パール金属のアウトドアブランド キャプテンスタッグ。
パール金属はキッチン用品などで実績の有るメーカーで三条市にありますね。
他の歴史有るアウトドアブランドに比べて安っぽく見ている人も多いですが
パール金属は元々鍋やフライパンなど数多く作っている会社です。
舶来物の高くてハードな使用に耐えるキャンプ用品を求める人には見下されがちですが
自分も含めたライトユーザーやファミリーキャンパーにとっては
良心的な値段で必要十分な品質の物を提供してくれます。

これ

キャプテンスタッグ キャンピングケットルクッカー900ml

ケトル、つまりヤカンでもありクッカーでもある。お湯も沸かせるし簡単な調理も出来る。取っ手は向きが変えられてヤカンの様にもフライパンの様にも取り付けられます。
サイズはもう一つ大きいのも有りますが自分は900mlにしました。
基本ソロ使用ですし…

この為に作られたかの様にぴったり

ジュニアバーナーがきちんと入ります。

こいつをバッカンの隙間に放り込んで、釣りへ行くのです。
もう、寒い中冷えたパンを齧って寂しい思いをする事は有りません。
温かい麺類を食べて、お汁を飲んで身も心も温められますし
優雅にコーヒーを淹れる事も出来ます。

好きな釣りを趣味でやるのに、ひもじい思いをしたり何かに我慢して耐えながらするというのはどうも違う気がするのです。

夢中で釣ってる時は 腹の事など忘れるんですけどね。
でもそんな日、そんな時間ばかりではないので。


2015年4月1日水曜日

釣りと法律

さて、今日から新しい法律も施行され
釣り人にとっては住みやすい世の中になりましたね。

1.釣り休暇取得権利に関する基本法
通称:釣り休み法

雇用者側が従業員に対して、釣りに関する休暇を一年間に最低20日与えなければならないとするもの。
従業員が天候、潮汐により判断し申し出た日をそれに充てるものとする。尚、朝、目が覚めて釣行したものの、雨が降って来たので止めて出社した場合は、普通の出勤日として数えるものとする。

これで夜中にざわざわと釣り欲が盛り上がって来ても遠慮なく釣りに行ける。


2.商業漁業に関する基本法

従来のオリンピック方式からIVQ方式への完全移行
漁船一隻あたりの漁獲高を完全に規制

こうする事で各漁船は市場価値の高い成魚のみを捕るようになり、小魚ごと根こそぎ!的な漁は採算に合わないので止めるようになる。水産資源は復活。ノルウェー産のサバが大きいのにはちゃんと理由が有る。
あ、認可を受けた地引き網は年に一度イベント的に可とするそうです。


3.釣り場清掃に関する義務化法制

釣り場にゴミを放置または隠匿した者に、のち三ヶ月坊主の呪いを与えるものとする。

これは今まで無かったのがおかしいくらい。


4.坊主人に対する差別撤廃に関する基本法

釣り人の基本的人権を脅かす様な発言、行動を戒め厳罰を科すものとする。


最近社会問題にもなっているフィッシング・ハラスメント(ボーズ・ハラスメント)への規制。
(注:ボズハラとは
魚を持って帰らなかった日に「また?」「本当は浮気してんじゃないの?」などの発言で、釣果が上がらなくて心に大きなダメージを受けている釣り人をさらにムチで打つ様な残虐で最低の行為)


心に花を
唇に歌を
釣り竿に魚を

釣りなんか大嫌いだぜ!










この投稿は2015年4月1日に行われました。

2015年3月8日日曜日

梅は咲いたか桜はまだかいな?そうだバッカンを買おう

釣り道具を運ぶのに
今までは普通のショルダーバッグを使っていたのだが
雨や波でカメラを濡らしたり
電話を濡らしたり
財布の中の少ないお札を濡らしたり
する事が多々有ったので
釣り用の道具入れを買う事に決定。

今のより沢山物が入って、防水で、なんて色々考えて
決めたのがこちら。
色んなサイトを見て回り、釣具屋を5~6件見て回り
実物を触って裏返して、実際に運ぶ時の事や
ボートのフロアに置いた時、磯に置いた時をイメージしながら
迷いに迷ってこれに落ち着きました。
レインズその他のバッカンも候補に挙がってたんですが
総合的に見てバランスの良い物だと思います。

プロックスのバッカン
どの辺がインジェクションなのかは分かりません。
一体成型で継ぎ目が無いってことかな?



今までは此この位の荷物でバッグがパンパンになってました。


詰め替えてみるとまだまだ入りそう。
これに水筒や携帯充電器
コンビニで買った弁当を入れてもまだまだいけます。


他のと一番迷ったのがこのフタの部分
ジッパーだけだと雨の時にどうしても染み込みそうだけど


カブセ蓋状になってるので安心
ジッパー開けたまま被せる状態で使うと思います。


他との比較でポイントになった取っ手部分
がっちりホールドされる上

倒してる時でも地面に付かない絶妙の長さ。
堤防が濡れてたりアミの汁が流れて来たりしても
持つ時に手が汚れません。


メジャー付きフタ


取っ手は起こした状態で固定出来ます。
全面にはポケット付き。
一度使用して海水が付いたルアーや餌木は
ここに入れる事にしよう。


ここも僕がこだわってたポイント
肩ベルトのジョイント

竿を横に差したまま移動しようという時にこのままでは肩に下げられない。
ベルトと体の間にロッドが来るのは嫌。瞬間的な負荷で最悪折れる事も。
そんな時にパッとベルトを入れ替えたり、使わない時に外して中に入れたり。
Dリングだとちょい面倒。


フィッシングKの閉店セールで買いだめした針なんかは
ジップロックにまとめて探し易くして

これでもまだ入る。

リトルカブでちょいと釣りに行く時に竿の固定で悩んでたけど
こいつにリール付きの竿をセットしてそのまま荷台に積んで行けそう。

耐久性はまだ分かんないけど、そう高いもんでもないし。
釣りに行ける回数が増えるといいなあ。

来週の寒の戻りが過ぎたら、福岡に春がやってきます。

2015年2月23日月曜日

王様とこじき号は泥のように深く眠る

南国宮崎生まれの僕は寒いのが嫌いだ。
福岡の冬を憎みすらする。

なので、寒い時期には住宅街よりも
もっと寒いであろう海になんか行かない。

しかし里帰りの際に疼いてしまった。
2/3に実家に帰省した際に、明け方目が覚めて
車で3分のサーフにGO!

風、波ともに穏やか。
オオニベやヒラメを夢見るも、前日まで荒れていたそうで
底荒れしている様子。
黒潮まじりの海水と気温とは15℃以上の温度差がある。
波打ち際からは、水しぶきとともに
もわもわと湯気が。

ベイトも居ないしアタリも無いので
河口へ移動。
地元の通い慣れた風のおじちゃん2人とおしゃべりする。
サビキの先に錘を付けただけのシンプル仕掛けを見せてくれた。
「サッパが今日は全然釣れんわあ」
「これでヒラメとかも釣れるっちゃけどね」
冷え込みが増して、先月よりも川に差してくる魚の数もぐっと減ったらしい。
「寒いやろうからあの火に当たっていきないよ」

見ず知らずの自分に構えもせずに
気持ちよく接してくれるおじちゃん達。

ああ、そうだ。僕がまだ歳若く、今よりもずっと無知で純粋だった頃
こういうおじちゃん達の中で育てられたんだった。

お人好しで、狡猾な奴によく騙されたりもするけれど
その場に居る誰かを除け者にしたり、蔑んだりはしない大人達。

釣果の大小で自慢話をしたり、誰かを出し抜く為にこそこそと
情報をコントロールしたりはしない。

釣り具メーカーの宣伝記事やネット上のドヤ顔ブログなんかとは無縁に
日々の営みの一つとして釣りを愛するイカした大人達。

おじちゃん達が作った焚き火
釣りの合間の休憩や終わった後の暖を取る為に
釣り始める前に火を起こしておく


お礼を言って、遠慮なく火に当たらせてもらう。
気温2~3℃の中での焚き火は本当に温かくて嬉しいものだ。

焚き火の火を見ていると、色んな事を考える。
多分、縄文時代くらいからのトレンドだ。

福岡に帰ると雪降ったりするよなあなんて考える。
僕は普段周りの人に温かく接しているかなあ?
せかせかしたカッコ悪い大人になっていないかなあ?
次にボートを浮かべるのはいつ頃かなあ?
桜の咲く頃かなあ。
水温下がったままなのに、ちょっと気温が上がると
陽気に当てられて釣りに出かけるんだろうなあ。
そいで、まだ早かったとか言うんだろうなあ。
面倒くさくて伸ばし伸ばしになっていたボート道具の整理とメンテでもするか。
よし、今日は寒いし明日から気が向いたらやろう。